ちりめんじゃこの目利きについて(産地)

産地

①ちりめんじゃこの産地について
谷口海産で使用しているちりめんじゃこは、国産のちりめんじゃこにこだわりをもって仕入れております。その中でも、地元の志布志産については、乾燥がよい、色目がよい、サイズがよい、塩加減との味のバランスが非常によく感じております。黒潮の流れが日本の中で、初めに到達することから、漁も切れることなく漁獲されております。また、工場の仕組みでロット管理をしていることから、弊社が選定した生産者毎の商品も製造することか可能です。
よく、特定の産地のちりめんじゃこが品質が良いと聞くことがありますが、特定の産地で加工されたちりめんじゃこ全てが良いと言うわけではありません。生産者によって、塩加減の違いもあれば、干し方、特に、消費者に渡るまでの保管の仕方で味覚、見た目がまったく違ってきます。このようにちりめんじゃこは、温度管理が非常に重要です。(画像:下記の画像が冷凍焼けした原料です。)このことからも、産地を前に出すような売り方で新鮮、良質のような感じで売られているのを目にします。もちろん、この様な商品も販売されることもあるでしょう。近年のシラスの漁獲は、年によって大きく変動しています。その中で、ある特定の産地のちりめんじゃこの品質が一定になるはずがありません。谷口海産のちりめんじゃこは、産地にとらわれなくその時期に良い原料を目利きし、仕入れから販売までのちりめんじゃこが味覚、見た目に影響しない最適な温度帯で製造した商品に自信をもっております。

 

②他の産地について
皆様、上記で説明したように、全国どこの産地でも品質が良いちりめんじゃこは必ずあります。谷口海産では関西、関東方面のお取引様へ供給させていただいており、各方面のお客様のご要望により、愛知県、兵庫県、四国等のちりめんじゃこも仕入も行っております。(画像:下記は主に使用している産地を赤丸で囲っております。)産地によっては、各生産者の加工が異なることもあり、海水炊きなどの加工もされることもあり苦味を感じる商品もあることから、仕入の段階で味覚のよい原料を選定しております。さらには、現地へ行き、生産者の加工を見て回って点検も行っております。
また、食感が柔らかいちりめんじゃこになりますと、味を感じにくいことや、塩辛く感じる場合もありますが、その際の対処法としまして、一旦ちりめんじゃこを水に漬け置きして、塩分を抜いてからお料理に扱うのがベストだと考えております。


③最後に
いかがだったでしょうか。全国どこの産地でもおいしい産地は必ずあります。私たちのちりめんじゃこの選定は、産地を固定しないことで、よいものを目利きし、さらには温度管理まですることが強みでもあります。このように谷口海産では、お客様の食卓へ最高のちりめんじゃこを提供できるよう選定しています。